美容室が増加して競争が激化している近年、赤字・経営難の美容室もたくさんでてきており、立て直しに奮闘されている経営者の方も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、赤字・経営難の美容室がやってはいけないことをお伝えしたいと思います。苦戦されている経営者の方はぜひ参考にしてみてください。
赤字・経営難の美容室がやってはいけないこと
美容室が赤字・経営難のときに一番やってはいけないことは“あせって判断を誤ること”です。
売上が上がらない、毎月が赤字で資金がどんどん減っていく状態になると、あせってしまうのが普通で、誰しもがあせってしまいます。
でも、とにかく冷静になることを心に留めておいてください。
あせって判断を誤ると、さらに状況は悪くなります。ビジネスの世界では”泥沼から抜け出そうとしてさらに深みにはまる”といったことがよくあります。
感情に流されてはいけません。冷静に論理的に判断することを心がけましょう。
経営の立て直しは、ただ闇雲に対策していっても絶対に上手く生きません。無駄に消耗すると潰れるのを早めるだけです。
あせらずに根本的なことを考えながら対策を進めることが重要です。
高確率で失敗するのでオススメしないこと
赤字・経営難のとき基本的に以下のことは、失敗する確率が高いのでオススメしません。
- 割引きキャンペーン
- 安易な店舗改装
- 実務をしないコンサルティングに依頼する
割引きキャンペーン
経営が苦しくなった多くの美容室が割引きキャンペーンをやってしまいますが、ちょっと冷静になって考えてみてください。
本当にお客さんは安くなったら利用してくれるようになるでしょうか?
すでにあなたのお店の回りに格安な美容室はないでしょうか?1回の割引キャンペーンで他店からお客を奪うことができるでしょうか?
すでに回りに格安な美容室がある場合、不利な戦いを挑むことになるということを理解しましょう。はっきりいって、割引キャンペーンは高確率で失敗します。
安易な店舗改装
あなたのお店はボロボロで入りにくいお店でしょうか?それとも普通の人が入りづらいような奇抜なお店でしょうか?
もしそうでなければ、資金が少ない状態での安易な店舗改装はオススメしません。
ちょっと冷静になって考えてみてください。お店がキレイになったらお客さんは利用してくれるようになるでしょうか?
お客さんが美容室を選ぶとき、お店の雰囲気だけで選んでいるでしょうか?
世の中、キレイな美容室もたくさん潰れていってることを理解しましょう。居抜き店舗をみてもわかります。
もちろん、お客さんは美容室を選ぶときお店の雰囲気をチェックしています。
だけどインテリアを最優先に選ぶ人はほとんどいません。どちらかというと人が生み出す場の空気のほうを重点的にチェックしています。
はっきりいって、いまどきの美容室はどこもキレイです。なので多少キレイにしたところで差別化にも、利用しようという動機にもなりません。
集客できない原因は、別なところににあることに気づきましょう。
アドバイスだけのコンサルティングに依頼する
これも高確率で失敗するのでオススメしません。アドバイスだけで実務をしてくれないコンサルタント(別途料金となる・外注に依頼する)には騙されないようにご注意くださいね。
基本的に実務をしないコンサルティングは、資金に余裕がない状態から経営立て直しをサポートするようなサービスではありません。
資金に余裕がある状態のときに、中長期スパンで改善を図っていくために利用するサービスであることを理解しましょう。
美容室の経営を立て直したい方へ・コンサルティングにご注意ください / 美容室ビズ
まとめ
美容室の経営が苦しいときはあせってしまいますが、とにかく冷静になることを心がけてください。あせらず、感情に流されず、冷静に、論理的に判断することが大切です。
無駄に資金を減らすようなことになるので、ただ闇雲に対策していっていけません。
独立をするくらいのキャリアを積んだ美容師さんなので、技術的なことは問題ないはずです。経営を立て直すために重要なことはマーケティングです。
ぜひマーケティングを学んでください。すると集客できるようになります。応援しています。がんばってくださいね。